不妊との闘い④~激痛の卵管造影~
卵管造影を実施したのはフーナーテストの次の周期でした。
卵管造影とは、子宮口からカテーテルという特殊な管を入れて、レントゲンで白く映る油性の造影剤を流し、子宮内腔の状態と両側の卵管疎通性および、卵管から腹腔内への拡散を見る検査です。
これが、もう、痛いのなんのって!!!
検査の前から痛いという話はいろんな方の体験談とかを読んで知っていましたが、こんなに痛いなんて誰も書いてくれてなかった!!
まず、私の通っていた病院の場合、いつもの処置室にてあのお股の開く椅子に座らされて子宮にバルーンを入れました。始めはただの違和感だったんだけど、数十秒で痛みに変わります。どんな痛みかというと、この時点では生理痛のちょっと重たい感じ。その後、バルーンを膨らませたままレントゲン室まで移動します。私はこの時点ですでに一人でまっすぐ立てず歩けずだったので看護師さんたちに支えられました。レントゲン室に入る前に半泣きで「主人を…主人を呼んでください…」と訴える私。
レントゲン台の上で身悶える私の前にたーくん登場。なんか知らんけど爆笑してます。笑われてるけどそんなことどうでもいいくらい痛いのでたーくんに手を握ってもらいます。たーくん尚も爆笑しています。看護師さんが見るに見かねてロキソニンを飲ませてくれました。この時点で体中に寒気が押し寄せ、手の震えが止まらなくなりました。貧血です。生まれてこの方、どんなに校長先生の話が長くても、炎天下の下でも失神しそうになったことすらなかった私ですが、この時生まれて初めて目の前が真っ暗になりそうという感覚を味わいました。痛みは極限状態。これまで経験したことのないような生理痛MAXって感じです。
そこに先生が現れ、私があまりにも痛がっているものだから「やめときますか?」と聞かれました。まだ見ぬ子どものためだと思っている私にはやらないなんて選択肢はありません。
造影剤を入れられます。い た い !!!!!
そのまましばらく放置。造影剤がいきわたるまで放置。うんうん唸る私に、たーくんは笑ってはいたけれど優しくしてくれました。
結果は良好。問題なし。
ホッとしましたが痛みは全然ひいてくれないものだからその後30分ほど病院のベッドに寝かせてもらいました。
卵管造影の日は病院から一人で帰れるか不安だったのでたーくんに付き添ってもらったんだけど、正解でした。これから卵管造影受けるよって人は帰れる帰れないとか置いておいて、誰かに付き添ってもらうことをおすすめします。もうとにかく痛いし心細いから手を握っていてくれる人がそばにいてほしくなります。妻の痛がりぶりに爆笑するような人でもいないよりマシです。
ちなみに、卵管造影後3ヶ月くらいは妊娠しやすいと先生からは言われました。俗にいう黄金期です。
でなもんで、その後1周期目はめちゃくちゃ期待しましたが空振り。2周期目も空振り。3周期目も空振りました!!!!
ふっざけんなよ!!!もういいよ!!!!と思っていたら4周期目に授かるのでした。やっぱり子どもは授かりものなんですねえ。
追記:私は痛みに弱いのもあり極端に痛かった記憶しかありませんが(ピアスの穴開けるのすら痛くて半泣きだった女)、「痛くなかった」「想像していたほどではなかった」という方もいっぱいいますので皆さん安心して受けてください。笑